神の薬草!?大麻の医療効果!

ブログ
doctor hands with marijuana symbol medical concept

近年、世界中が大麻合法化へ向けて動いているのには、大麻の有益な医療効果が大きな要因になっていると思います。

実は大麻には200種類以上の疾患に有効だと言われており、さらに現代の医学では治療が困難な疾患にも効果がみられるらしいです。

この記事ではそんな大麻の医療効果について掘り下げてみたいと思います。

医療大麻ってなに?

みなさんは医療大麻という言葉を知っているでしょうか?

医療大麻とは別に大麻の種類をさしているわけではなく、病気の治療に使う大麻のこと、大麻を利用した生薬療法のことをさしているのです。

医療大麻と対をなすものに娯楽用大麻、又は嗜好用大麻というものがあります。こちらはその名のとおり、大麻の効用を楽しむタメに使われる大麻のことです。

この2つは実質的にはほとんど違いはありません、ただ医療大麻は医師から処方されるという違いがあります。

どんな病気に効果があるの?

冒頭で触れましたが、大麻には200種類以上の疾患に効果があると言われています。

特に効果があると言われているのは、がん、てんかん、HIV、不眠症、ぜん息、パーキンソン病、慢性的な痛みなどと言われています。

特に日本人が気になるのは死亡率ナンバーワンの”がん”に効果があるということです。

Cannabis VS Cancer 医療大麻カンナビノイドの抗ガン作用

また、小さな子供のてんかんへの効き目の動画がYouTubeでとても多くみられます。

Cannabis Talk 101: Medical Cannabis stops Stefan's seizures!

この動画はてんかんの発作が起こっているステファン君にCBDオイルを投与する、わずか1分未満の動画です。

「epilepsy cannabis」「大麻 てんかん」

などとYouTubeで検索すると、とても多くのてんかんの治療に大麻を使用する動画を発見することができると思います。

次の動画はパーキンソン病患者にCBDオイルを投与した動画です。

CBD Oil and Parkinson's

このような疾患に対する大麻の効果を示した動画はYouTubeでとても多く見つけることができます。

「大麻 がん」「大麻 てんかん」「cannabis treatment」

などの大麻と治療に関するのキーワードなどを入力すると、たくさんの検索結果がヒットすると思います。

緩和ケアとしての大麻

緩和ケアとは

WHO(世界保険機構)によると緩和ケアとは

緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、疾患の早期より痛み、身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題に関してきちんとした評価をおこない、それが障害とならないように予防したり対処したりすることで、クオリティー・オブ・ライフを改善するためのアプローチである。

下の動画はTEDというカンファレンスで、緩和ケア医のデイビッド・カサレットがある患者から医療大麻に関する相談を受けた体験から学んだことをプレゼンしています。

A doctor's case for medical marijuana | David Casarett
右下から日本語字幕が選択可能です

これらの疾患に直接作用することもあるようですが、どちらかと言うと大麻は副作用が強すぎて使用できない場合などの代替治療としての役割が大きいように見受けられます。

この動画の中でデイビッドさんは学んだことから本を書き上げたことを語るのですが、その本が本人すら驚く3つのコトに基づいていることを話してくれます。

  • 医療大麻には効果があるコト
  • 同時にリスクもあるコト
  • 患者が医療大麻を求めているのは自分の病気をコントロールできるから

3つ目の事実が最も衝撃的だったとデイビッドさんは話します。

彼は多くの医療大麻のディスペンサリーに出向き、そこで多くの患者と話をしたのですが、それによると患者たちが医療大麻を使用するのは、その効果でもなく、リスクと効果のバランスでもなく、医療大麻が特効薬だと思ったという訳でもなく、自分の病気をコントロールできるからというものです。

それでは具体的にどのように大麻が緩和ケアで使用されているか見てみましょう。

がん

特に注目されているのは、”がん”の治療の際に行われる抗がん剤を使用した化学療法の副作用に対してです。

テレビなどでも抗がん剤による副作用は広く知れわたっていると思いますが、吐き気や食欲不振など死ぬほどツライとまで言われています。

しかし、大麻を緩和ケアとして使用することにより、吐き気、食欲不振、痛み、つらい抗がん剤治療による不安などを緩和することができるのです。

依存症

北米では”オピオイド危機”と呼ばれる、いわゆるケシから取れる成分から作られた薬を使用し、依存者や死亡者が数えきれないほど出ています。

オピオイドが効きにくい痛みに大麻が効くあるコトもあり、大麻は有用だと考えられますが、大麻は規制されているのでオピオイドを使わなければなりません。

おそらく近年のカナダの大麻合法化やアメリカの州単位での合法化は、このオピオイドに依存に大麻が有効だと言われているからではないかと思います。なぜなら、この2つの国が最も深刻に悩まされているからです。

また、オピオイド依存だけではなく、アルコール依存症やコカイン依存症などの、麻薬の依存の補助としても使用されています。

ペットにも効き目がある!?

後述するCBDは犬や猫などのペットの病気に効果があると言われています。

その効果は発作、吐き気、ストレス、不安、がん、痛みなど、人に対する効果とそこまで変わらないような印象があります。

すでにとても多くのペット用大麻製品が発売されており、Canna-Petのような大麻を専門とした動物用医薬品メーカーが現れてきています。

ただ、注意することが一つありまして、ペットに対してどれだけの量の大麻を処方すればいいかが難しいらしいです。

オーバードーズ(過剰摂取)してしまった場合にはすぐに獣医にみてもらう必要がありそうです。

しかし、ある獣医によるとその数はチョコレート、コーヒー、レーズンを含む食品を食べてしまったケースの方が多いと言っています。

日本での医療大麻

医療大麻を考える会

日本には難病で苦しむ患者さんのために発足したNPO法人「医療大麻を考える会」という団体が存在するのを知っていたでしょうか?

代表は「マリファナ青春旅行」の著者であり、日本初となる大麻のヘッドショップ「大麻堂」のオーナーである麻枝光一氏です。

日本における大麻合法化活動の父といっても過言ではないほど、日本の大麻合法化に多大な貢献をしている氏とこの団体が主にどのような活動をしているかを紹介したいと思います。

山本医療大麻裁判

2015年12月、末期ガン患者であった山本氏が職務質問により数グラムの大麻所持により逮捕。その後、自宅から栽培中の大麻を押収した。

この事件は日本で大麻に関心を持つ人たちにとってはとても大きいニュースにななりました。当時の自分も友人とどうなるだろうねと期待して、影ながら応援させてもらっていました。

医療大麻を考える会ももちろん山本氏をサポートします。

山本氏は余命を宣告され、絶望していた時に海外のニュースをみて大麻を自分で栽培することに。大麻を使用してから肉体的にも精神的にも楽になり、腫瘍マーカーの値も20分の1までに下がりました。

しかし、大麻取締法第4条により医療目的であっても大麻の使用はできない為、逮捕されてからは治療がストップしてしまいました。

そのために残念ながら判決まで後1ヶ月というところまできたのですが、2016年7月25日に永眠されました。

「生きたい!」末期がん患者 山本正光さん、医療用大麻を求めて訴訟を起こすも…

「医療大麻を考える会」の山本医療大麻裁判で全ての記録を調べることができます。とても参考になるのでご覧になることをオススメします。

WHO本部での発言

以下は厚生労働省のHPでのWHOの概要です。

世界保健機関 (World Health Organization: WHO) は、「全ての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的として設立された国連の専門機関です。1948年4月7日の設立以来全世界の人々の健康を守るため、広範な活動を行っています。現在の加盟国は194カ国であり、我が国は、1951年5月に加盟しました。
我が国はWHO加盟国として、WHO総会や我が国が所属するWHO西太平洋地域の各種会合に積極的に参加し、我が国の保健医療分野の対策に資するべく国際的な情報を入手すると共に、世界の保健課題への貢献も行っています。

厚生労働省

本部はスイスのジュネーブにあり、WHOのHPでは大麻に関する記述も複数見つけることができます。

その本部で、麻枝光一氏は2018年12月25日、日本の大麻取り締まりの問題についてプレゼンを行った動画が下の動画です。

NPO「医療大麻を考える会」がWHO本部で日本の大麻取締法の非人道性を訴える。

上述した、山本医療裁判や実弟を引き合いに出してプレゼンを行っています。

「患者たちは処罰ではなく、政府の助けを必要としている。」

日本の政府はこの言葉をよく心に刻んで欲しいです。

CBD

近年では、海外合法化の動きの影響だと思いますが、ほんの少しずつ医療大麻に関する考え方が変わっていると思います。

例えば大麻の成分のカンナビノイドのひとつであるCBD(カンナビジオール/カンナビダイオール)合法で、日本でもオイルや蒸気(ベイプ)といった方法で使用することにより様々な医療効果が期待できます。

CBDとは大麻に含まれる成分であるカンナビノイドの一種ですが、THC(テトラヒドラカンナビノール)と違い、高揚(ハイ)にする成分ははいっていません。

2019年3月にはCBDダイレクトから日本国内初のCBDドリンクの「CANOVY ウォーター」が発売され、現在注文が殺到しており、品切れ中とのコトです。(2019年4月12日現在)

※このブログを書いている際のリサーチで多くのブログがCBDが合法だという記事を発見しましたが、重要な情報が抜け落ちている記事がとても多かったので書かせてもらいます。CBDが大麻のどの部分から抽出されたかが日本ではとても重要な意味を持ちます。またTHCの含有量が0.3%未満であるコトも条件です。

注意事項をふまえて、個人が合法な国から輸入するのは絶対におやめください。逮捕される可能性は十分に考えられます。

すでにブログは閉鎖してしまいましたが、みどりちゃんの医療大麻紀行の「Hempdrix(ヘンプドリックス)を密輸入してしまった私」「医療大麻とCBDオイルに関するQ&A」という記事がとても参考になるかと思いますのでご覧ください。

他にもCBDオイルにTHCが規定量より多く含まれていたため、数年前に裁判があったような記憶があるのですが、探しだせませんでした。個人輸入にはそれなりのリスクがあるコトを心に留めておいてください。

まとめ

大麻が医療面でどのようなポテンシャルを秘めているかお分かりになったでしょうか?日本でも多くの人が医療用だけならば良いのではないか?と発言しているのを見かけます。

医療大麻に関する研究がもっと進んで、日本もいつの日か大麻を医療に役立てる日が来ることを願うばかりです。

コメント